馬術 / Equestrian
ロンドン五輪の26競技の一つである馬術は、動物を使用する唯一の競技で、選手の男女が区別されない唯一の競技です。オリンピックでは、障害馬術個人、障害馬術団体、馬場馬術個人、馬場馬術団体、総合馬術個人、総合馬術団体の六種目に分かれています。
馬術は、馬に騎乗して運動の正確さ、活発さ、美しさなどを目指すスポーツです。スポーツとしての馬術は、ヨーロッパに端を発するブリティッシュ馬術と、新大陸におけるカウボーイ乗馬を起源とするウェスタン馬術の二つが主流です。そして、ヨーロッパの馬術の源は古代ギリシアにあります。古代ギリシアの哲学者ソクラテスの弟子だった軍人・著述家のクセノポンが書いた著作が、世界最古の馬術書として知られています。
日本の出場選手
馬術競技は、2012年3月現在のFEIランキングに基づき決定され、個人については1カ国最大3名まで出場が可能 です。
日本からは、1941年3月28日生まれの法華津 寛(ほけつ ひろし)さんが、2012年3月1日にフランス・ビドーバンでの国際大会で優勝を飾り、国際馬術連盟が発表したランキングでロンドンオリンピック出場枠を獲得。日本馬術連盟は法華津さんを馬場馬術の種目でオリンピック代表に決定し、話題を呼んでいます。法華津さんの71歳でのオリンピック出場は、1920年アントワープ・オリンピックの射撃競技で銀メダルを獲得した、スウェーデンのオスカー・スバーンの72歳10か月に次ぐ歴代2位の記録となります。
また、2012年5月5日に行われた日本代表選考会で馬術障害飛越個人の最上位となった、美貌の若き騎手、武田麗子選手もロンドン五輪出場が決まり、注目を集めています。
日本の出場選手
- 馬術障害飛越個人:杉谷泰造選手(5大会連続)
- 馬術障害飛越個人:武田麗子選手(初出場)
- 馬場馬術:法華津寛選手(2大会連続3回目)
- 総合馬術団体: 大岩義明選手、 佐藤賢希選手、 田中利幸選手、 根岸淳選手、 弓良隆行選手。
競技日程 / 競技会場
競技時間はイギリス夏時間(UTC+1)です。
- 日程:2012年7月28日~8月9日。
- 会場:グリニッジ・パーク / Greenwich Park
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