バドミントン / Badminton
初速が最も速い球技、バドミントン
バドミントンは、ネットで二つに分けられたコートにいるプレーヤーが、ラケットを使ってシャトル(シャトルコック)を打ち合い、得点を競うスポーツです。
シャトルは半球状のコルクに水鳥等の羽を接着剤などで固定したもので、この構造がバドミントンを非常に興味深いスポーツにしています。シャトルをスマッシュした時の初速は、実に最速で時速400km以上にも達します。全ての球技の中で打球の初速が最も速いスポーツです。
ところが、シャトルが相手のコートに届くまでに空気抵抗を受けて急激に速度が低下します。初速と終速の差が大きいことがバドミントンの大きな特徴です。
バドミントンの起源に関しては諸説あります。有力とされている説は、1820年代にインドのプーナで行なわれていた遊びから来ている、というものです。プーナ / Poona という皮でできた球をネット越しにラケットで打ち合う遊びを、当時、イギリスの植民地だったインドから、1873年にイギリス人兵士がイギリスに伝えたことが始まりというものです。
さて、バドミントンは1972年のミュンヘン五輪、1988年のソウル五輪では公開競技でしたが、1992年のバルセロナ五輪から正式競技種目に採用されています。2012年のロンドンオリンピックでは、シングルス男子、シングル女子、ダブルス男子、ダブルス女子、そしてミックスダブルスの合計5種目が競われます。
日本の出場選手
ロンドン五輪のバドミントン競技の出場者は、1年間の成績を反映した2012年5月3日付の世界ランキングを基にして決まります。シングルスは男子・女子それぞれ38人が出場できます。ダブルスは16組です。
- 男子シングルス:田児賢一選手(世界ランキング上位16位以内・初出場)
- 男子シングルス:佐々木翔選手(世界ランキング上位16位以内・初出場)
- 女子シングルス:佐藤冴香選手(世界ランキング上位16位以内・初出場)
- 男子ダブルス:佐藤翔治選手(3大会連続3回目)・川前直樹選手(初出場)世界ランキング上位16位以内
- 女子ダブルス:「スエマエ」こと末綱聡子選手・前田美順選手(2大会連続2回目・世界ランキング上位16位以内)
- 女子ダブルス:藤井瑞希選手・垣岩令佳選手((初出場・世界ランキング上位16位以内)
- ミックスダブルス:「イケシオ」こと池田信太郎選手・潮田玲子選手(2大会連続2回目・世界ランキング上位16位以内)
バドミントン競技の日程
7月28日から8月5日の期間、開催されます。
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